IoT枠の選考基準について
西川医療振興財団では、医療分野において助成による支援を行っています。
IoT枠の選考基準については以下の概要をご確認ください。
選考基準 等
- IoTの定義
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IoTとは、Internet of Thingsの略で「様々な物がインターネットにつながること」「インターネットにつながる様々な物」を指します。
お年寄りや子供の状態を把握できる「見守りサービス」、外出先からスマホで操作できる「センサー・AI搭載掃除機」、ドアの鍵をスマホで施錠・開錠・状況確認できる「スマートロック」などがIoTの具体的なサービスの一例です。
医療の世界に目を向けると、医療機器やスマートフォン等のデバイスがオンラインネットワークとつながり、ヘルスケアデータをビッグデータとして収集・解析することで、新しい治療方法や予防方法の発見に結び付ける研究が多数行われています。
ヘルスケアデータの収集には、従来よりも高速大容量のデータ通信が可能な通信規格である5Gの実用化により、大量のヘルスケアデータの収集が可能になると期待されています。
また、ビッグデータの解析にはAIによる機械学習や画像認識などの技術が活用されており、このような医療分野におけるIoTの活用はIoMT(Internet of Medical Things)と呼ばれています。
このような環境を踏まえ、当財団は助成の対象としてIoT枠を設け、医療機器・スマートフォン等のデバイスを通じてヘルスケアデータを収集し、AIを活用してそれらのヘルスケアデータを解析することで医療の発展に資する取り組みを積極的に支援することといたします。
- 対象となる研究
- 医療機器・スマートフォン等のデバイスを通じてヘルスケアデータ(ビッグデータ)を収集し、AIによる機械学習や画像認識等の技術を活用し、新たな医学的知見の獲得等、医療の発展に資する研究であること。
- 選考基準
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以下の選考基準に基づき、選考委員が総合的に選考を実施します。
①研究内容が萌芽性に富み、発展性が期待できること。
②研究内容の社会的貢献性が高いと見込まれること。
③研究内容が技術的先進性の点で高いと見込まれること。
④研究方法などが独創的、意欲的であること。
⑤研究遂行に必須で真に有意義な資金となるものであること。
- 助成件数
- ~3件程度
- 配分
- 100万円×3件を基準とする。